T E C N E S T M A T E R I A L G U I D E
化粧フィルムQ&A
根拠資料から確認する施工Q&A
既存クロス・壁紙の上から塩ビ化粧フィルムを重ね貼りできる?
ダイノック・リアテック・オルティノ等の塩ビ化粧フィルムを既存クロスや既存フィルムの上から重ね貼りした場合の可否・防火性能の扱い・重ね貼り不可品番(AM/AE/FE/FW/LE/NU各シリーズ)・ダイノックDP-900N3プライマー手順を3社公式マニュアルから整理しました。
ANSWER / まず結論から
既存のクロス・壁紙の上から重ね貼りできますかは、条件を分けて確認します
施工自体は可能なケースもありますが、既存化粧フィルムや壁紙の上に重ね貼りした場合、不燃材料(防火性能)は取得できなくなります。シリーズによっては重ね貼り不可の品番もあり、ダイノックを重ねる際は表面にプライマーDP-900N3を塗布して十分乾燥させてから貼ります。
GALLERY / 道具と作業のイメージ
浮き確認
試し貼り
下地処理に使う材料と道具
完成面
既存のクロス・壁紙の上から重ね貼りできますかで確認したいポイント
DETAIL / もう少し詳しく
判断ポイント
- 101防火性能(不燃材料認定)の扱い:3Mダイノック施工マニュアル・サンゲツリアテック施工マニュアル共通で、既存化粧フィルム上に重ね貼りした場合は不燃材料認定(NM-####/QM-####)が取得できない旨が明記されています。学校・幼保施設・公共施設・特殊建築物のように内装制限がかかる物件では、既存フィルム上の重ね貼りは原則NGとなり、既存フィルムを撤去してから下地から貼り直すことが必須です。
- 202接着性確保のためのプライマー処理:ダイノックを既存フィルムや既存化粧シートの上に重ね貼りする場合、表面の離型性を打ち消すために専用プライマーDP-900N3を塗布し、十分に乾燥させてから貼り付けます。プライマー未使用での重ね貼りは短期間で剥離するため絶対NGです。リアテック側も既存フィルム上の重ね貼りでは下地接着性が低下する旨が示されています。
- 303シリーズ別の重ね貼り不可品番:ダイノックには、シリーズ自体に「重ね貼り不可」と明記された品番群があります。代表例は、AMシリーズ(AM-1696/1699/1700/1701/1722)・AEシリーズ(AE-1956/1957)・FEシリーズ(FE-801/804/805/813)・FWシリーズ(FW-1757)・LEシリーズ(LE-1104~1106/1108/1109/1228/1229/1231)・NUシリーズ(NU-1795)等です。これらは品番ごとの「シリーズ別選定・施工にあたっての注意」に④重ね貼り注意として記載されており、施工前に必ず確認します。 失敗回避ポイントは「内装制限物件は既存フィルム撤去が原則」「ダイノック重ね貼りはDP-900N3プライマー必須」「品番別の重ね貼り可否を施工マニュアルで毎回確認」の3点です。テクネストでは品番選定の段階で既存下地の状況をお伺いし、重ね貼り可否と適合品番をご提案します。
出典
3Mダイノック_施工マニュアル_2022年11月改訂.pdf
サンゲツ_リアテック施工マニュアル_2024年1月改訂.pdf
MATERIAL / フィルム選びと注文へ
品番選定は各メーカーサイトがおすすめシートが決まっている場合は、下の入口から購入・自動積算へ進めます。
色柄や品番を選ぶ段階では、メーカー公式サイトで質感・用途条件をご確認ください。品番・数量・寸法が見えてきたら、下の2つの入口から進めます。
