T E C N E S T M A T E R I A L G U I D E
化粧フィルムQ&A
根拠資料から確認する施工Q&A
ダイノック施工時にゴムが触れるとどうなる?戸当たり・脚パッドで変質する原因と対策
3Mダイノックフィルムにゴム製の戸当たりや機器脚パッドが長時間接触するとフィルムが変質する恐れがあります。可塑剤移行という塩ビフィルム特有の現象が原因で、カウンター・天板・トイレブース・扉等で起きやすい施工注意点を、3M公式「選定・施工・メンテナンスにあたってのご注意」準拠で平易に解説します。
ANSWER / まず結論から
ダイノック施工時にゴムが触れるとどうなるんですかは、条件を分けて確認します
ゴムが長時間接触するとゴムの材質によってはフィルムが変質する恐れがあります。カウンター・天板・トイレブース・扉等で機器の足や戸当たりゴムが当たる用途では、設計段階での緩衝材検討や接触位置の確認が必要です。粘着テープ・養生テープも同じ理由で長時間貼付け不可です。
GALLERY / 道具と作業のイメージ
ゴム脚
ゴム接触
接触跡確認
保護スペーサー
ダイノック施工時にゴムが触れるとどうなるんですかで確認したいポイント
DETAIL / もう少し詳しく
判断ポイント
- 101起きやすい用途:カウンター・天板・トイレブース・扉などの用途にフィルムを使用し、機器の足や戸当たりのゴム等が長時間接触する場面で特に起きやすいとされています。
- 202原因:塩ビ系化粧フィルムには可塑剤(柔らかさを保つ成分)が含まれており、これが特定のゴム材質と接触し続けると相互作用で表面性状が変化するためです。これを一般に「可塑剤移行」と呼びます。
- 303粘着テープ・養生テープも同じ:同じ原理で粘着テープ・養生テープを長時間貼り続けることもNGです。可塑剤が粘着剤側へ移行すると粘着剤が軟化し、ベタ付き・剥離不良(糊残り)の原因になります。施工後の養生はできるだけ短時間に留めることが基本です。
- 404設計段階の対策:戸当たりゴム・機器の脚パッド等が常時当たる位置への施工は事前にゴムの材質確認や緩衝材検討が望ましいです。ゴム部品側の素材変更が難しい場合は、接触面に薄いフェルトや専用パッドを挟む等の対策が有効です。
- 505現場でのチェックポイント:既存物件への貼り替えで戸当たりやストッパー位置にゴムが付いている場合は、ゴム位置を一度確認し、可能であれば接触位置を逃がす・緩衝材を挟む・ゴムを別素材に交換するの3択を施主と検討してください。
- 606他の塩ビシートも同様傾向:本Q&Aは3Mダイノックの公式記載に基づきますが、塩ビ化粧フィルム全般(サンゲツリアテック・タキロンシーアイベルビアン・アイカ工業オルティノ・リンテックパロア等)で可塑剤を含む製品はゴム接触による変質の可能性があるため、施工時の配慮は共通で必要です。
出典
3Mダイノック_適用メンテナンス及び剥がし方法_下地適合表.pdf
3Mダイノック_一般シリーズ製品説明書_PB-DIN-001_2020年5月.pdf
3Mダイノック_メンテナンスマニュアル_IB-DIN-001_R1_2020年1月.pdf
MATERIAL / フィルム選びと注文へ
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