T E C N E S T M A T E R I A L G U I D E
化粧フィルムQ&A
根拠資料から確認する施工Q&A
ダイノックは屋内専用?屋外で使える品番ってどう見分ける?
3Mダイノックの一般シリーズ(無印)は屋内用が原則。屋外で使える品番は末尾「EX」「EXR」「AR」「WD」等で識別します。3M公式技術資料(EXシリーズ取扱説明書IB-DIN-015・EXRシリーズ製品説明書PC-0387・EXR取扱説明書PC-0388・一般シリーズ製品説明書PB-DIN-001)準拠で、品番末尾の見分け方・耐候グレード・端部処理の要点を解説します。
ANSWER / まず結論から
ダイノックって屋内専用は、条件を分けて確認します
3Mダイノックの一般シリーズ(品番末尾なし)は屋内用が原則で、屋外長期使用は想定されていません。屋外で使える品番は末尾の記号で識別します。「EX」が屋外耐候グレード(屋外5〜7年目安)、「EXR」がさらに耐候性能を高めた最上位グレード(屋外10年目安)、「AR」が耐摩耗グレード、「WD」が玄関ドア用木目シリーズです。同じ柄でも一般版と屋外版が別品番で展開されていることがあるので、必ず品番末尾を確認します。
GALLERY / 道具と作業のイメージ
屋外玄関ドア
端部や取り合いの納まり
品番比較サンプル
材料選定
ダイノックって屋内専用で確認したいポイント
DETAIL / もう少し詳しく
判断ポイント
- 101一般シリーズ(品番末尾なし):屋内用が原則で、リビング・寝室・廊下・什器・建具など、直射日光や雨掛りが当たらない乾いた壁面・面材を対象にしています。屋外長期使用は想定されていないため、外装サインや屋外建具に貼ると数年で色褪せ・剥がれが発生します。
- 202EX(エクステリア):屋外対応の耐候性強化品です。屋外5〜7年程度の耐候性を持ち、外装サイン・屋外建具・庇下面など、日射が当たる箇所に使えます。品番例は「AE-1632EX」「FW-1022EX」のように、もとの柄品番の末尾に「EX」が付きます。
- 303EXR(エクステリア・リインフォースド):EXをさらに強化した最上位の屋外耐候グレードです。屋外10年目安(メーカー公称値・試験条件での相当値)で、直射日光が長時間あたる南面・西面、ファサード、屋外サイン、大型外装パネル等に推奨されます。品番例は「AE-1632EXR」「DW-2208EXR」「WG-1140EXR」など。
- 404AR(アブレージョン・レジスタント=耐摩耗):品番末尾「AR」は耐摩耗グレードを示すサフィックス(品番接尾辞)です。スタンドアロンの「ARシリーズ」は存在せず、屋外専用というより「摺れ・引っ掻きに強い」位置付け。実務的には屋外サイン・床部・床近辺パネル等で選ばれます。
- 505WD(ウッド・玄関ドア用):末尾「WD」は玄関ドア向けに3Mがシリーズ区分した木目柄群です。鋼板ドア下地に貼る前提で開発されており、玄関ドアリフォームの定番。屋外玄関に貼る場合は、WDだけで完結せずEXR等の耐候グレードと組み合わせて使うのが安心です。一般木目柄の「WG(WOOD GRAIN)」とは区分が異なります。
- 606その他の品番末尾:「NEO」「TIL」「FLE」は浴室・水廻り対応の屋内専用シリーズで屋外用ではありません(Q083参照)。「PV」は抗ウイルス・抗菌シリーズで主に屋内用。「FE」は防汚・耐汚染グレード等、用途別の付加機能を示すケースもあります。
出典
3Mダイノック_EXシリーズ取扱説明書_IB-DIN-015_2020年10月.pdf
3Mダイノック_EXRシリーズ屋外耐候性フィルム製品説明書_PC-0387_2025年11月.pdf
3Mダイノック_EXRシリーズ取扱説明書_PC-0388_2025年11月.pdf
3Mダイノック_一般シリーズ製品説明書_PB-DIN-001_2020年5月.pdf
MATERIAL / フィルム選びと注文へ
品番選定は各メーカーサイトがおすすめシートが決まっている場合は、下の入口から購入・自動積算へ進めます。
色柄や品番を選ぶ段階では、メーカー公式サイトで質感・用途条件をご確認ください。品番・数量・寸法が見えてきたら、下の2つの入口から進めます。
